ビジネス英語は難しいのか?独学で学ぶ方法は?諦めていてはもったいない!

ビジネス英語は難しいのか?独学で学ぶ方法は?諦めていてはもったいない!

英語を話せるようになりたい人へ様々な情報をお届けしている当サイトですが、ただ話せるようになるだけではなくビジネスでも使いたい、いわゆるビジネス英語を身につけたいと思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

海外企業と取引のある会社にお勤めの方はもちろん、ネット文化の多様化によってネットショッピングなどで海外の人とやり取りしなければならない場面も多くなっています。

個人でそれほど大きくないお店や会社を経営している方でも、海外へ在庫を発注したりまた逆に海外の人へ販売・発送したりなどの機会は増えてきているのではないでしょうか。AMAZONなどに出品していると猶更です。

またビジネス英語を必要とするのは、何も海外を股にかけて活躍する国際営業マンだけではありません。バックオフィスで事務サポートをする人・企業の顔として受付に座る人・IT部門で会社のシステムメンテナンスを担当する人…どんな職種でも英語を使う人と関わる機会があるのなら、必要と考えていいでしょう。

しかし実際には、「忙しくてスクールに通う暇がない」「そもそもビジネス英語って難しそうで手が出せない」などの理由で躊躇している人も多いかと思います。

今回は、「ビジネス英語は本当に難しいのか?」「ビジネス英語は独学で習得できるのか?」という話題についてお話ししていきたいと思います。

ビジネス英語は難しい?まずは常識を疑うところからはじめよう!

ビジネス英語は難しい?まずは常識を疑うところからはじめよう!

ビジネス英語と聞くととにかく難しく、一般的な英会話とは違うという印象を持っている人も多いかと思います。会社で英語が使える人材を募集するときの文言で、「TOEIC○○点以上」とか「日常会話程度の英語」とか書かれているのを見たことがある人もいるでしょう。日常会話程度ってどれくらい?ほんとに日常会話程度でいいんだろうか?なんて思ってしまいますよね。

「ビジネス英語が難しい」と思っている人は、こんなイメージを持っていないでしょうか?

・TOEICで高得点を取れる実力が必要

・難しい単語・専門用語をたくさん知る必要がある

・ネイティブ並みの発音力が必要

・ビジネスで使うのだから、間違えてはいけない

・相手に失礼があってはいけないから、礼儀正しい言葉遣いをしなければならない

さてこれらのイメージは正しいのでしょうか?

TOEICの点数は関係ない

言い切ってしまうのも問題あるかもしれませんが、あえて言うとTOEICの点数とビジネス英語が話せるかどうかは関係ありません。むしろTOEICの点数は高いのに話せない…という人が多いのが現状です。

そもそもTOEICは英会話が流暢に話せるかどうかの試験ではありません。もちろん意味がないというわけではなく、ビジネス上でも書類やメールのやり取りだったりとかリーディング・ライティングスキルが役に立ったり、むしろ必要になる場面はあるでしょう。しかし「話せる」という点については必ずしもTOEICで高得点を取っている必要性はありません。

むしろ「英語の点数が低かったから…」とか、「TOEICで高得点を取ったことがない自分なんて…」などと諦めてしまう方がよっぽどもったいないです。

難しい単語・専門用語をたくさん知る必要がある?

もちろん仕事上で専門的なやりとりをする必要がある場合などは、それ相応の専門的な英単語などを知っている必要はあるかもしれません。しかし必ずしもそういったビジネスばかりではないことも事実です。

また逆に言えば、ある業界にいて専門用語が必要なのであればそれを知っていればいい話であって、全てのビジネスに用いられる難解な単語をすべて覚える必要などはありません。

例えば受付で来客を案内する人は正しい場所を伝えられればいいのであって、交渉術などは必要ありません。SEであれば、PCのシステムトラブルで困っている人に解決策を提示できればいいのであって、PCを売るための英語は必要ないのです。

ネイティブ並みの発音力が必要か?

ネイティブ並みの発音ができればもちろん有利でしょうが、必須事項ではありません。

そもそも英語でビジネスをするといっても、相手がネイティブであるとは限りません。中国の工場に発注したり、フィリピンの人と取引をすることだってあるかもしれません。それらの人たちが必ずしも正しい英語を使っているかというと、否です。発音やなまり・クセが違いますし、多少の文法の間違いなど当たり前だと言ってもいいでしょう。発音に関してもしかり。無駄にハードルを上げて諦めるくらいなら、要は通じればいいくらいに思っておいた方がいいかもしれませんよ。

間違ってはいけない・失礼があってはいけないから難しい?

間違えてはいけないとか、失礼のない言い回しなどに関しては正直、日本でも同じです。むしろ日本語は敬語や丁寧語・独特の言い回しなど難しいところが多い方ではないでしょうか?

しかし、日本人同士のビジネスだったとしても必ずしもそこまでかしこまったやり取りだけではないですよね。

基本的には、ビジネス英語は日常英会話の延長線上にあります。日常英会話の用いる語句を変更するだけでも通用する場合も多いのです。

要は適切な言い方を覚えておけばいいのであって、それと英語自体の難しさとは関係ないと思った方がいいかもしれません。

日常英会話とビジネス英語の違いは、少し乱暴に言えば「言葉の丁寧さ」の違い、これだけです。would・could・mayなどの助動詞、appreciateやapologizeなどのビジネス向け単語を覚えればあなたの使う英語は丁寧になり、それがそのままビジネス英語となるでしょう。

ビジネス英語はどうやって勉強すればいい?独学でもできる?

ビジネス英語は難しい?まずは常識を疑うところからはじめよう!

それでは、ビジネス英語はどうやって身につければいいのでしょうか。高額なスクールに通った方がいいか?という質問には、それだけのお金と時間があるのであればその方がいいでしょう、という答えになります。ですが逆に、仮にスクールに通ったとしても独学での勉強時間は絶対に必要です。

残念ながら、まったく努力をせずに身につけられるものなどありません。「一日たったこれだけで~」とか「わずか数か月で身につく~」などのうたい文句を目にすることがありますが、基本的にはそれなりの努力は必要だと思っておいた方がいいでしょう。

ただ、やはり何事にも効率といったものがあります。ただやみくもにやって遠回りするよりはポイントをおさえてなるべく短期間で身につけるに越したことはないのも事実です。

ビジネス英語の独学~基本的な英語力

まず英語の基本的なところから身についていないと感じるなら、最初にやるべきなのは中学英語をマスターすること。これはビジネス英語でも日常会話でも同じです。当サイトでも何度も中学英語の重要性について説明しています。下記リンクなどを参考にしていただくのが良いかと思います。

また実際にビジネスシーンで使うことを前提とすると、発音もやはり重要。ですが上の方でも書いたように、完璧なネイティブ発音を身につける必要はありません。ただ発音を学習するとスピーキングだけでなくリスニングやライティングなど総合的に英語力が高まるので、最低限の知識は持っておいた方がいいでしょう。下記リンク先の記事がおすすめです。

ビジネス英語の独学~ビジネス英語ならではのポイント

基本的な英語力を向上させるための勉強法については当サイトでもいろいろ紹介してきていますが、日常英会話ではなくビジネス英語ならではのおさえておきたいポイントについて知っておきましょう。

ビジネス英語ならではのポイント①簡潔にまとめる

日常会話であればこちらの伝えたいことは多様にわたるでしょう。場合によっては自分の感情を相手に伝えたいことも。それはもしかしたら相手への恋心を伝える瞬間だったりするかもしれません。

しかし、ビジネスシーンにおいては相手に簡潔に要点が伝わることが重要。営業職などであれば男女の口説き文句のようにさまざまな表現を使いこなすこともあるかもしれませんが、そうでなければ余計なことは言わずにシンプルで分かりやすい方がベターです。

「5W1H」というのを義務教育でならった覚えがあると思います。英語でも「Who(誰が)」「When(いつ)」「Where(どこで)」「What(何を)」「Why(なぜ)」5H+述語という構造を意識しましょう。特に英語は「主語+述語」を重視する言語です。ここをまず中心に考え、本当に伝えたいことに焦点を当てる表現が好ましいでしょう。

ビジネス英語ならではのポイント②完璧な文章を作ろうとしない

日本の英語教育を受けた人たちは、どうも完璧な文章を目指して挫折することが多いように見受けられます。ビジネス英語でも必要なのは「完璧な英語」ではありません。長ったらしい文章で伝えようとするよりも、むしろひとつひとつが短くそれぞれ簡単で完結している文章を複数伝えた方が伝わりやすい場合もあります。

ビジネス英語ならではのポイント③ネイティブ英語にこだわらない

世界では必ずしもアメリカ英語やイギリス英語が絶対ではありません。先にも書いたように仕事で関わるのは東南アジアやインドの人かもしれません。そこでネイティブの発音にこだわってもむしろ通じない場合もあります。ネイティブというよりも世界で通用する英語、伝わる英語を意識することが重要です。

ビジネス英語ならではのポイント④日本独特の表現を避ける

ここでいう日本独特の避けたほうがいい表現というのは、「遠慮」や「曖昧さ」のようなものです。日本人の特徴を表すときによく揶揄されるのが「以上に腰が低い」とか「遠回しな言い方が多い」ということです。日本人同士ならまだ伝わるかもしれませんが、英語ではまず伝わらなかったり、下手な遠慮が逆効果になることもあると思っていたほうがいいでしょう。

「興味あるか分かりませんが…」とか「もうご存知かもしれませんが…」などという余計な前置きは要りません。自信の無さの現れと取られたり、単純に下に見られてしまったりしかねません。

ストレートに「私の考えは~」「言いたいことの結論は~」とズバッと言っても英語を使う相手は不快には思いません。自信を持って言いたいことを伝えるよう心がけましょう。

まとめ

まとめ

今回は、ビジネス英語は本当に難しいのかと、独学で身につけるのは難しいのかについてお話しました。

この記事を通して伝えたいことは、ビジネス英語を身につけたいと思っているのであれば難しいとか無理とか思わずに諦めないで欲しい、ということです。

もちろん英語がペラペラで海外の大企業相手に大きな取引を成功させるスーパー国際ビジネスマンを目指すのであれば道のりは遠いかもしれませんが、普通に常識的なビジネス会話であれば独学でも十分に身につけることが可能です。

もちろん時間とお金に余裕がある人はスクールや講座を受講するのも有効な手段。それらに興味がある人は下記リンク先も参考にしてみてください。

BRIT編集部
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