【多読の習慣化&読解力UP】英語学習にオススメな英字新聞を一覧でご紹介!

【多読の習慣化&読解力UP】英語学習にオススメな英字新聞を一覧でご紹介!

読解力向上・語彙力アップために必要な演習に「英文多読」があります。多くの英文に触れることで様々なジャンルの語彙を獲得できるほか、英文を読むこと自体に慣れることで、早く正確な読解ができるようにもなります。

この「英文多読」に活用できるツールの1つが、英字新聞です。英字新聞は外国人向けのマスメディア媒体であると同時に、日本人の英語学習に役に立つツールとして今注目されています。

そこで今回は、英語学習のためのオススメの英字新聞から、英字新聞を活用した勉強法までご紹介いたします。英字新聞での英語学習にご興味のある方は、ぜひ最後までお読みください。

英語学習のための英字新聞を選ぶには?チェックするべき3つのポイント

英語学習のための英字新聞を選ぶには?チェックするべき3つのポイント

一言で英字新聞と言っても、たくさん発行されていることもあり、手を出しにくいと感じられている方も多いでしょう。

英語学習で英字新聞を選ぶ際、次の3つのポイントを考慮する必要があります。

・日本国内での発刊か/海外での発刊か
・レベル
・発刊頻度(日刊/週刊)

順にご説明します。

日本国内での発刊か/海外での発刊か

まず、日本国内で発刊されている英字新聞は、「日本語の解説」や「日本語訳」が確認できるものが多いです。そのため、わからない表現があったとしても、解説や訳を参照して意味を理解できます。

一方で、海外で発刊されている英字新聞は、ネイティブが現地で読むものなので、当然英語のレベルは高いです。その分、海外の様々なニュースに触れながら、ネイティブレベルの英文を多読できます。

レベル

前述の通り、日本国内で発刊されている英字新聞のほうが、海外で発刊されている英字新聞よりも日本語で確認ができる分やさしいですが、それでも種類によってレベルの差が存在しています。各新聞のHPでいくつか記事を確認できますので、数本目を通して見ることをオススメします。

また、本記事の後半で各新聞のおおよそのレベルを記載しておりますので、よろしければそちらもご参照ください。

発刊頻度(日刊/週刊)

英字新聞を選ぶ際には、発刊頻度も重要な要素となります。

例えば日刊の英字新聞であれば、毎日世界の最新ニュースに触れながら英文を多読できます。一方で、毎日英字新聞が届くことで、やるべきことに追われているような感覚に陥ってしまうという人も少なくありません。

対して週刊の英字新聞は、週刊ニュースからコラムまで掲載されており、ニュースに限らず様々なジャンルの英文に触れることができます。一方で、週1回の発刊のため、毎日大量に英文を読みたいという方にとってはやや分量が足りないと感じる可能性があります。

自分が英字新聞を読むのにどれぐらい時間をかけられるかを考え、日刊/週刊を選ぶことをオススメします。

英語学習にオススメの英字新聞一覧&それぞれの特徴をご紹介

英語学習にオススメの英字新聞一覧&それぞれの特徴をご紹介

次に、英語学習にオススメの英字新聞を以下にまとめました。前項のチェックポイント3つについても触れながら、それぞれの特徴をご紹介します。

英語学習にオススメの英字新聞一覧

英字新聞 アプリ(Web) 音声 難易度 価格
The Japan Times alpha(週刊) × 初~中級 1,250円~/月
The Japan News(日刊) 中~上級 3,665円~/月
The New York Times(日刊) × × 上級 無料
NIKKEI Asia(日刊) 上級 $17.99~/月

The Japan Times alpha

『The Japan Times alpha』はそれぞれの記事に難易度が掲載されており、自分のレベルに合わせて記事を選ぶことができます。また、ウェブサイトには記事の日本語訳が掲載されているため、復習がしやすいことも特徴です。

【入手方法】

紙:The Japan Times PLUS(The Japan Times各紙 購読・試読のお申し込みサイト)・販売店検索
Web:Fujisan.co.jp(雑誌のオンライン書店)・The Japan Times Alpha(ジャパンタイムズアルファ)

公式HPを見る

The Japan News (https://434381.yomiuri.co.jp/jn/)

『The Japan News』は、『The Japan Times alpha』と同じく国内で発刊されている英字新聞ですが、日刊であること、加えてネイティブレベルを対象にした記事であることから、中級者~上級者向けの英字新聞です。

【入手方法】

紙:読売新聞ご購読案内(読売新聞社の購読申込公式サイト)・The Japan Newsのお申し込み
Web:The Japan Newsウェブサイト(言語・英語)

公式HPを見る

The New York Times

『The New York Times』はアメリカで発刊されている英字新聞です。ネイティブ向けの英字新聞ですので、レベルはやや高めと言えるでしょう。その分、海外メディアがどのようなニュースを取り上げているかを知ることができますし、ネイティブな英語表現に触れることができるという利点があります。

【入手方法】

Web:The New York Timesウェブサイト(言語・英語)

App Storeで見る Google Playで見る 公式HPを見る

NIKKEI Asia

『NIKKEI Asia』は日本経済新聞社が発刊する英字新聞です。Asiaとあるように、アジア経済のニュースを中心に掲載しています。ビジネスの内容に特化しているため、ビジネス情報と英語学習を両立したい方にオススメです。内容が専門的であることから、やや上級者向きの英字新聞であると言えます。

【入手方法】

紙:NIKKEI Asiaウェブサイト・定期購読申し込みページ(言語・英語) Web:NIKKEI Asiaウェブサイト(言語・英語)

App Storeで見る Google Playで見る 公式HPを見る

英字新聞で英語学習するための方法

英字新聞で英語学習するための方法

ここまで、英字新聞それぞれの特徴を中心にお伝えしてきました。

では、実際に英字新聞での英語学習をどのように進めていけば良いのかを、紙・アプリ(Web)の長所と合わせてお伝えいたします。

紙の英字新聞の長所&学習法

まず、紙の英字新聞の長所を以下のようにまとめました。

①新聞に書き込んで学習することができる
②一覧性が高く、ニュースの重要度も理解できる
③定期購読をすることで学習の習慣化がしやすい

学習方法と絡めながら、順にご説明します。

①新聞に書き込んで学習することができる

まず、紙ならではの特徴として、書き込みができるという点が挙げられます。

英字新聞のアプリの多くは、「読む」ことに特化されているため、英語学習アプリのような書き込みやマーカーといった機能は備え付けてありません。そのため、文の構造理解のために記号を書き込みたい方や、わからなかった単語や表現・文にマーカーを引いてあとから調べる学習方法を好む方にとっては、紙の英字新聞のほうがより学習効果が高いと言えます。

②一覧性が高く、ニュースの重要度も理解できる

こちらは英字新聞に限ったことではありませんが、紙の新聞は一覧性が高いという特徴があります。紙面における記事の大きさや、記事の位置によってニュースの重要度を理解することに加え、見出しとリード文を読むことで、そのニュースの大意をつかむことも可能です。

そのため、英字新聞での学習は「英語力向上」と「情報収集」、そして「新たな見識を得る」という3つを並行して進められます。一覧性の高い紙の紙面ではしばしば、普段ネットニュースではクリックしないような記事が目に留まることもあるでしょう。そこで、それまでに興味のなかったニュースに触れることで、新たな見識と語彙を獲得できることもあります。

この一覧性の高さから、いろいろなジャンルの記事を読んでみたい、という方にとって紙の英字新聞は学習効果が高いと言えます。

③定期購読をすることで学習の習慣化がしやすい

紙の英字新聞の多くは、1部ずつコンビニなどで購入できるほかに、定期購読ができます。

定期購読の大きな利点は、「習慣化」しやすいこと。たとえば、週刊紙であれば、毎週決まった曜日に自宅に届きます。それによって、英字新聞を読むということが習慣化されやすいのです。

アプリ(Web)版は手軽さが魅力の1つですが、一方で読む/読まないが自分の意志に依拠しているという点で、習慣化しにくい部分があります。

せっかく英字新聞で学習するのであれば、一定のペースを保ったほうが良いのは言うまでもありません。英字新聞での学習を習慣化させたい方は、この定期購読を利用するのがオススメです。

オンライン/アプリの英字新聞の長所&学習法

オンライン/アプリの英字新聞には、以下のような長所があります。

①時間や場所を選ばずに学習できる
②スキマ時間を有効活用できる
③音声付きの記事を利用して速読トレーニングやリスニング学習にも活用可能

学習方法と絡めながら、順にご説明しましょう。

①場所を選ばずに学習できる

アプリ(Web)版英字新聞の利点の1つ目は、場所を選ばずに学習できることにあります。紙の英字新聞は基本的には一般的な新聞と同じサイズ(または半分のサイズ)のため、読むためにある程度の場所が必要です。

しかし、アプリ(Web)版の英字新聞は、スマートフォンやタブレット、PCなどの画面で閲覧ができるため、持ち運びの手間がありません。通勤電車や通院の待合室など、限られたスペースしかとれない場合でも学習が可能です。

②スキマ時間を有効活用できる

また、アプリ(Web)版の英字新聞は、いつでも好きな時間に閲覧ができるという利点もあります。特に、ちょっとしたスキマ時間に読み進められることは、大きなメリットです。

また、難解な単語や表現についてはタップすることで意味を参照できる英字新聞もありますし、掲載されていない場合にも、検索機能を用いてすぐに調べることができます。

小見出し:③音声付きの記事を利用して速読トレーニングやリスニング学習にも活用可能

英字新聞の種類にもよりますが、アプリ(Web)版の英字新聞には音声が付いているものも多くあります。

例えば、1回目は黙読し、2回目は音声を再生しながら読むことで、速読のトレーニングに活用することが可能です。また、音声だけを聞いて意味を把握し、あとから記事を読み答え合わせすることで、リスニング学習に応用もできます。

英字新聞の英語学習と一緒に行うと効果的な学習法

英字新聞の英語学習と一緒に行うと効果的な学習法

ここまで、英字新聞を用いての英語学習についてお伝えしてきました。

英字新聞での学習は特に「英文多読」という側面と、時事的な語彙や表現を学べるという強みがありますが、一方で英字新聞での学習のみでは、英語力の向上に限界がある部分もあります。インプットが中心になりがち、紙媒体だとリアルな発音を聞くことが難しい、といった面があるからです。

そこで、英字新聞を用いての学習に加えて、以下のような演習を並行して行うことをオススメします。

・難関資格の読解問題を用いてのアウトプット演習
・海外ニュース番組を利用してのリスニング学習

難関資格の読解問題を用いてのアウトプット演習

英字新聞での英語学習は読解力・語彙力の向上に最適ですが、その学習効果を確かめるためには演習によってアウトプットをする必要があります。英字新聞を読むことに慣れてきたら、「英検2級以上」や「TOEIC Part7」などの読解問題を用いて、アウトプットの練習をすることをオススメします。

英字新聞での英語学習は、どうしても英語を自分なりの解釈で読み進める機会が多くなってしまうため、客観的な読解・判断の感覚を定期的に養うことが大切です。

海外ニュース番組を利用してのリスニング学習

英字新聞での英語学習によって、時事的な語彙や表現にまつわる力を醸成することが可能です。しかし、特に紙媒体での学習では、文字知識としての定着のみに留まってしまうことが少なくありません。

そこで、時事的な語彙や表現をリスニング力として身につけるために、海外のニュース番組を視聴することをオススメします。英字新聞を読んでいればニュースの概要は把握できているはず。ある程度の前提知識があれば、聞き取りの効率もぐっと上がります。この学習方法は、特に海外で発行された英字新聞で学習されている方に効果的です。

当サイトでは、ライティングやスピーキングなど、様々な英語学習サービスもご紹介しています。リーディングだけでなく他技能も伸ばしたい、とお考えの方はぜひこちらもご参考になさってください。

まとめ

まとめ

「英語力向上」と「情報収集」の両立を図りたい人にとって、英字新聞が非常に有効な英語学習法であることがおわかりいただけたかと思います。

英字新聞には様々な種類があるので、自分の学習スタイルに合ったものを選び、英文多読に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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