英語学習にも検索を活用しよう!検索する際のコツや小技を伝授!
英語の学習をするうえで辞書は必須になってくると思いますが、最近ではネット検索を使う人も増えていることと思います。分からない単語や表現が出てきたとき手元に辞書がなく、とりあえずネットで調べることもあるでしょう。
英和辞書や英英辞典などは持っておいたほうがいいのは間違いないのですが、Google検索や翻訳を筆頭にネットでの検索を推す人も多くなっています。何より実際の発音音声が聞けるのは強みですよね。
今回は英語学習はもちろん日常生活においても役立つ、英語検索のコツについて解説していきたいと思います。
目次
英語版Googleで検索してみよう!
日本語版Googleで検索してももちろん英語の意味を調べることはできますが、英語版で調べると日本語版とはまた違ったアプローチで検索することができます。
普通にGoogleへ繋いでも日本版にリダイレクトされてしまうので、英語版は下記のリンクからアクセスしましょう。
実際に検索してみれば分かると思いますが、検索結果の下に「People also ask」というほかの人が良く調べている関連語も出てきたりします。実際に多くの英語に触れることになるので、ある程度の英語力がある人なら英語版で検索するのはおすすめです。
実際に役立つ検索のコツ
それでは、実際に英語で検索する際に役に立つコツを紹介していきましょう。
「News」と「Books」を活用しよう
日本版Googleでも検索すると上部に「すべて」「ニュース」「画像」「動画」など切り替えて検索できるボタンがありますよね。さらに右のほうを見ていくと「書籍」というボタンもあります。これを押すと検索したワードに関係した本を検索結果に出してくれるのですが、英語版はこれと「ニュース」が活用できます。
というのも、普通に検索しただけだと当然のようにいろいろなサイトが出てくるわけで、日本版と同様にそれらのサイトが必ずしも「良い英語(英語を学ぶ側として正しい英語を身につけられるかという観点において)」を使っているわけではありません。ですが、「News」と「Books」タブに出てくるのは新聞記事や本からの検索ですから、「All(すべて)」に比べて「いい英語」が出てくる確率が高いといえます。
英語版で検索する際にはまず「News」と「Books」で検索してみて、そのあとに「All」で検索すればより信頼できる検索結果が得られるのでおすすめですよ。
define検索を使おう!
意味のわからない英単語を調べるとき、辞書で探しても日本語訳が出てこないなんてこともあります。そのようなときに役立つのが「define検索」です。
英単語の意味を知りたいときに「define:A」のように、検索したいキーワードの前に「define:」を入れると意味がすぐに出てきます。
これは日本版で言うところの「Aとは」とか「A 意味」で検索するのと似たようなものです。日本版で検索するときも、「とは」「意味」を付けた方が正確な意味に一発でたどり着く可能性が高いのですが、英語版でもそれと同じことが言えるわけです。
ちなみに「What is A?」とググっても同様の結果になります。どちらを使うかはお好みで大丈夫です。
完全一致検索を使おう!
完全一致検索とは、検索したいフレーズと完全に一致する結果だけを表示することができる検索方法です。フレーズ(2語以上のかたまり)が対象のため「フレーズ検索」と呼ばれることもあります。
方法は簡単で、検索したいフレーズを「””」 (ダブルクォーテーション)で囲むだけです。「coin laundry」で検索したい場合は「”coin laundry”」となります。
ポイントは、「完全に一致する結果」のため複数のワードを含むフレーズでも「完全に順序も一緒な」検索結果が出てくるということです。例えば「”coin laundry”」で検索した場合は「coin laundry」この表記どおりの文が含まれているページしか出てきません。「coin」と「laundry」が離れて含まれているだけのページは出てこないわけです。
ちなみに複数のフレーズで検索したい場合は、おのおのを「””」 (ダブルクォーテーション)で囲む必要があるので覚えておいてください。
完全一致検索では、検索ヒット件数や出てきたサイトの種類によっていろいろな判断ができます。検索ヒット件数が多ければよく使われている表現ということになりますし、出てきたサイトの多くが英語圏のサイトであれば実際に英語圏でネイティブに使われている表現の可能性が高いということになります。
ちょっとしたコツとしては、上記の例でいうと「coin laundry」を検索すると完全一致検索でも実在するお店のページがたくさん出てきてしまうのですが、ここでaを加えて「a coin laundry」で検索すると固有名詞でなく普通名詞として「coin laundry」が含まれているページを表示できるので、「coin laundry」そのものの意味に言及しているページが出てくる可能性が高くなります。
あいまい検索(部分一致検索)を使おう!
ワイルドカードの「*」 (アスタリスク)を使った方法が、あいまい検索です。探したい単語の前や後、あるいは前後に付けることで「前のほうが思い出せない」「後のほうが思い出せない」「途中が思い出せない」などの場合に使えます。
ドメインを指定して検索する
検索ワードの後に「site:指定したいドメイン」と打ち込むと、ドメインを指定して検索できます。例えば日本では「.jp」というドメインが多いですから、「river(川)」というワードを検索するときに「river site:jp」と検索すれば日本のサイト、「river site:au」と検索すればriverに関連するオーストラリアのサイトのみ検索できます。
またドメインは国単位のように大きいものだけでなく特定のサイトのアドレスのことでもありますから、そのサイト内にある画像を検索するといったこともできます。
例えば当サイトの画像はhttps://burst.shopify.comというサイトからお借りすることが多いですが、そのサイトからriverの画像だけを検索した場合は「river site:burst.shopify.com」と検索すればそのサイト内のriverの画像ページだけが検索結果として表示されます。
もっとも大抵のサイトはサイト内検索が用意されていますから、実際にどの程度使うかは別の話にはなりますが…
単語と組み合わせて検索すると役立つワード
日本語で検索するとき、例えば「〇〇」について調べたいときに「〇〇 とは」とか「〇〇って何」とか「〇〇 由来」などで検索すると求めている情報が出てきやすかったりしますよね。英語で検索するときも、検索したい単語と組み合わせると効果的なワードたちがあります。下記にまとめてみました。
tutorial 〇〇 | 〇〇のチュートリアル |
tips 〇〇 | 〇〇の小技、コツ |
〇〇 from scratch | 〇〇を始めから |
beginner | 初級 |
intermediate | 中級 |
learn 〇〇 | 〇〇を学ぶ |
examples of 〇〇 | 〇〇の実例 |
fundamentals of 〇〇 | 〇〇の基礎 |
basics of 〇〇 | 〇〇の基礎 |
understanding 〇〇 | 〇〇を理解する |
get started 〇〇 | 〇〇の始め方 |
how to 〇〇 | 〇〇のハウツー |
introduction to 〇〇 | 〜のイントロダクション(導入部分) |
例えば「tutorial WordPress」だとワードプレスの初心者ガイドや使い方を解説したページや、「how to WordPress」だと同じく初心者向けのワードプレス入門ページやインストール方法などのページが出てきます。
あとは日本語版と同じなので、好みのタイトルが出たらそちらを参考にすればいいと思いますよ。
英語で検索できるようになるメリットとは
言うまでもありませんが、英語は世界共通語とも呼ばれ、しかも年々その度合は高まっています。ネイティブ以上にESL(English as a Second Language)と呼ばれる第二言語として英語を使う人が多くなっているのです。それに伴って、ネット上にある情報も英語で書かれているものが非常に多くなっているということです。
つまり、ある情報を調べるにあたって、日本語で書かれたサイトだけを検索するより英語で書かれた記事も検索できた方が得られる情報量が圧倒的に多いということにほかなりません。
今現在「いや単語の意味とか概要さえ分かればそこまでの情報はいらないよ…」と思っていたとしても、これから先ますます国際化社会が発展していくうえで、英語で検索できるようになるのが大きな強みになることは間違いありません。
ざっくりとした比較でも、日本語で「英語」と検索した場合と「English」で検索した場合とでは検索結果の数が10倍くらい違います。日本語は日本ただ1国でしか使われていませんが、英語を公用語として扱う国は80カ国以上。日本の人口が1億3千万人だとして、英語を使う人はネイティブの人・第二言語を使う人含めると17億5千万人にもなるのです。
英語でも検索できた方が、いかに多くの情報に触れることができるのかお分かりになるかと思います。
ただし、それだけの膨大な情報の中から必要な情報をピックアップするわけですから、そこにはやはり検索のコツが必要となってきます。そのためにも、この記事で紹介しているテクニックを使うことが役に立つというわけですね。
Google以外のおすすめ検索・翻訳サイト
Google以外にも、なかなか使える検索・翻訳サイトがあります。興味があれば学習に役立ててみてください。
Linguee
ドイツ発のサービスですが、なぜか英語と日本語の相互翻訳をしてくれます。
また単に単語の意味を出してくれるだけでなく、実際に色々なWebサイトで使われている例文やアメリカ英語とイギリス英語の両方の発音が確認できるなど学習にも役立つ便利な機能が備わっています。入力窓に単語を入れたときに出るサジェスト(検索候補)もなかなか有能です。
Urban Dictionary
英語のスラングを検索できる辞書です。ここではとても書けないようなスラングなども検索できます。若者言葉やインターネット用語、新しい表現などはこちらで検索すると分かるかもしれません。
Cinii
日本で発表された英語論文や、日本語の論文を検索できるサイト。使う場面は限られるでしょうが、専門的な内容を調べたい場合は便利です。
Google Scholar
Googleが提供している学術論文の検索サービス。記事・論文・書籍・要約・裁判所の意見など、さまざまな分野やソースを検索できます。こちらも普通に調べては出てこない専門的な用語を調べるなどの際に役立ちます。
まとめ
今回は、検索を英語学習にも活用する方法を解説しました。実際には英語辞書を使ったりすることもあるでしょうし、その場面ごとで最適な方法は変わってくると思いますが、ある程度の英語力がある人にとって英英辞典を使うことが効果的なように、英語検索もより多くの英語に触れられるという意味では効果が期待できます。
またGoogle検索というのはほぼ日常的に使うものですし、ネットにさえ繋がっていればいつでも使えるものでもあります。日常的なことに英語をどんどん入れ込んでいくのは英語を勉強するうえで非常に効果的です。検索をより使いこなして、英語学習に役立ててみてくださいね。