最強の英語教材はスヌーピー?!人気漫画の意外な実用性とは

最強の英語教材はスヌーピー?!人気漫画の意外な実用性とは

英語のマンガや映画を通して英語力を楽しくアップしたい!とお思いの方も多いかと思います。

現在、世界には様々なマンガや映画があり、インターネット全盛ということもあり簡単に視聴が可能です。しかし、英語学習においては「どの作品が英語力アップにつながるのか」を見極めることが重要です。

そこで今回は、英語学習のバイブルとしても有名な“PEANUTS”作品を用いての英語学習についてお伝えいたします。

PEANUTSの代表的なキャラクターであるスヌーピーについてから、実際に英語学習に使用できる媒体、そして名言まで、様々な側面からその魅力をご紹介します。

“PEANUTS”とは?スヌーピーとは?

“PEANUTS”とは?スヌーピーとは?

愛らしいビーグル犬のキャラクターであるスヌーピー。彼の存在は皆さんもよくご存じかと思います。

スヌーピーは、親友の鳥であるウッドストックや少年チャーリー・ブラウンなどと同じく、PEANUTSというマンガ作品の登場人物の一員です。

まずは、このPEANUTSという作品のことを、少し詳しくご説明いたします。

PEANUTSとは?

PEANUTSは、アメリカ合衆国の漫画家チャールズ・M・シュルツによって描かれた作品です。

1950年に初めて発表され、最終回を迎える2000年までの半世紀もの間連載されました。世界75か国・21言語で発表され、全世界から愛されている作品です。

総作品数は1700を超え、掲載された雑誌は2000を超え、そしてコミックス発行部数は全世界で4億部を超えています。作者の逝去の後も、変わることなく全世界で愛されている作品と言えるでしょう。

スヌーピーとは?

PEANUTSの主人公は、チャーリー・ブラウンという少年です。

知らない方は驚かれたかもしれませんが、スヌーピーは主人公ではなく、チャーリー・ブラウンの飼い犬。登場人物の一員のスヌーピーですが、その愛らしいフォルムから全世界で人気を博し、主人公のチャーリー・ブラウンよりも有名になっていきました。

日本におけるPEANUTSとスヌーピー

1967年、日本で初めてPEANUTSが発刊されました。この翻訳を行ったのが、かの有名な谷川俊太郎さんです。

前述の通り、PEANUTSは50年に亘って発行された作品ですが、谷川俊太郎さんは1967年から2020年まで、半世紀以上にわたりこのPEANUTS全作品の翻訳を手掛けられました。現在でも、産経新聞や朝日ウィークリーにPEANUTSが掲載されています。

このように歴史の深いPEANUTSですが、特に日本においては作品自体よりもスヌーピーというキャラクターが先行して有名になっている印象が強くあります。

フォルムが愛らしいスヌーピーですが、PEANUTS作中の中のセリフや性格を知ると、より彼の魅力が増すのではないかと思います。英語学習をきっかけに、このPEANUTSという作品自体の魅力にも触れていただければ幸いです。

スヌーピーのマンガから英語を学ぶ方法とオススメのマンガ

スヌーピーのマンガから英語を学ぶ方法とオススメのマンガ

では、実際にスヌーピーの登場作品であるPEANUTSをどのように使って英語学習ができるのか、その方法についてお伝えしましょう。

PEANUTSは様々な書籍で出版されており、初めて購入される方は少し迷うかもしれません。そこで、レベル別の勉強方法とともに、具体的な書籍を紹介していきます。

・(初級者向け)スヌーピーが先生!英語で話そう
・(中級者向け)SNOOPY COMIC SELECTION
・(上級者向け)Peanuts Vol. 1 (English Edition)

スヌーピーが先生!英語で話そう。(朝日新聞社)

こちらは初級者の方や、初めてスヌーピーを英語で読んでみる方にオススメの単行本です。マンガが45編掲載されており、対訳の掲載もあります。

特徴的なのは、日常の英会話表現の解説と、「復習ドリル」がついていることにあります。口語的な表現を反復して学習できるので、まずは簡単な日常表現から押さえたい、という方には特にオススメの一冊です。

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SNOOPY COMIC SELECTION (角川文庫)

いわゆる、「バイリンガル版」といわれるバージョンとなっており、メインとなる吹き出し内は英語ですが、欄外に対訳の日本語が掲載されています。

学習方法としては、まずは辞書などを使わずに、自分の力で英語を読んでみましょう。この時、できるだけ日本語の訳は読まないようにすることがポイントです。その上で、1ページごとに答え合わせ(自分の思っていた内容と日本語が合致しているか)をしていきましょう。

PEANUTSの表現は非常に口語的で、かつ内容はシニカルなので、答え合わせをすると思っている以上に柔らかな意訳に出会うことがあります。特に日頃和訳が固く、もうすこし柔らかな訳出を学びたいという方にオススメの学習法です。

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Peanuts Vol. 1 (English Edition)

こちらはタイトルにもある通り、English Edition=英語版となります。

前述のバイリンガル版とは違って対訳の掲載はないため、ある程度自分で英文の意味がしっかりわかる上級者にオススメです。

または、「対訳が掲載されているとどうしてもそちらに目が行ってしまう…」という方も、こちらの英語版をお求めになるとよいかもしれません。その場合は、わからなかった表現や単語をメモしておき、後から意味をきちんと調べて吸収することが大切です。

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ちなみに、PEANUTS作品は、電子書籍アプリKindleでも閲覧が可能です。当サイトでは、Kindleを用いた学習方法についても記事を掲載しております。こちらもぜひご一読いただき、活用ください。

スヌーピーのアニメ・映画から英語を学ぶ方法とおすすめのDVD/動画

スヌーピーのアニメ・映画から英語を学ぶ方法とおすすめのDVD/動画

スヌーピーは書籍のほかにもアニメや映画といった動画にも登場しているため、これらを使用しての英語学習も可能です。こちらも、学習方法とともに具体的な媒体を順にご紹介します。

PEANUTS スヌーピー ショートアニメ

PEANUTSのショートアニメは、1話7分程で構成されています。

英語学習のために、海外ドラマや映画を視聴しようと思うと最短で30分程時間がかかることから、なかなか手が出しにくいと考える人も多いかと思います。その点、スヌーピーは短いながらも起承転結がしっかりとしていて、シニカルに笑いを誘う場面もあり、内容を楽しめるとともに英語学習にも最適です。

ショートアニメは、Netflixで見ることができます。ただ、Netflixは現時点では音声を英語にする選択は可能ですが、字幕を日本語に設定することができません。ですので、英語でおおよその内容がわかる方向けとなるでしょう。

英語学習に活用する際は、英語音声+英語字幕に設定しての視聴をオススメします。

英語字幕をONにすることで、英語音声のどの部分がどのようにつながって聞こえているのかを把握が可能です。それにより、音声が何をいっているか、またどのようにリンキングをしているかを把握することができます。

慣れてきたら、英語字幕をOFFにしてレベルを上げて学習するとより学習効果が高くなります。作品の概要やフレーズの把握がどこまでできるかを図ることで、リスニングのトレーニングが可能です。

また、わからないところがあった場合は字幕をONにして確認したり、メモをしておいて後から調べたりすれば、知識の補完が簡単にできるでしょう。

Netflixでスヌーピー作品を見る

I LOVE スヌーピー THE PEANUTS MOVIE

こちらはキャラクターとしてのスヌーピーを中心に構成された映画です。全世界で公開されたものですので、ショートアニメと同様に字幕の設定が自在にできます。

PEANUTSの中でも有名な話を出典としているお話も含まれていますので、まずはスヌーピーたちの世界を味わってみたいという方にオススメです。

ショートアニメと比べるとずいぶんと長いので、小分けに学習を進めるとよいでしょう。

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今回はPEANUTSおよびスヌーピーについてお伝えしましが、当サイトでは、そのほかのマンガや映画を用いた学習方法についても記事を掲載しております。ぜひこちらもご一読ください。

知っておきたい!スヌーピーの英語名言3選

知っておきたい!スヌーピーの英語名言3選

ここまで、PEANUTS作品を用いての英語学習をお伝えしましたが、この作品の魅力であり、スヌーピーたちの人気の理由の1つは、“名言”にあります。

作品は最終回を迎えていますが、スヌーピーたちの言葉に勇気づけられている人は、今も世界中にあふれています。今回は、その中でも特に有名な名言を3つご紹介します。

If nothing is expected, it is not anything obtained.

「何も期待しなければ、何も得られないよ。」

短いながらも力のある名言です。日本語の表現で言うところの反語にあたり、「自分にもっと期待しよう、そうすれば何だって得られるよ。」というメッセージを伝えています。後ろ向きになってしまっている時にこの言葉に触れると、前を向かなければと奮い立たされる名言です。

I don’t have time to worry about who doesn’t like me.  I’m too busy loving the people who love me.

「僕には、僕のことを好きじゃない誰かのことでくよくよする時間はないんだ。僕は、僕を大好きでいてくれる人を大好きでいるのに忙しすぎるんだから。」

スヌーピーは時に愛を語ります。

自分という人間が誰かに嫌われてしまっているのではないか、ということは人間だれしも考えることがあると思います。しかし、自分に悪意を持っている人の意見に影響を受ける必要はなく、そのような時間があるなら自分を大切に思っている人との時間を大切にしよう、とスヌーピーは言います。

誰もが悩む人間関係について、「一番大切にしなければならないのは誰?」とハッと気づかされる、深い名言です。

Be yourself. No one can say you’re doing it wrong.

「自分らしくいて。君らしいとことを間違っているなんて誰にも言えないんだから。」

ついつい周囲に流されてしまった…、という経験は誰にでもあります。特に、周りと違う行動や性質を疎ましく思われることの多い日本では、「自分らしく振る舞う」ことに難しさを覚えることすらあります。

スヌーピーのこの言葉は、誰がなんと言おうと大切なのは自分自身である、ということを伝えています。自分らしさを出しにくい世の中だからこそ、この名言に触れることで自信がわいてくる、という人も多いのではないでしょうか。

まとめ

まとめ

PEANUTSという作品を通しての英語学習法、いかがでしたでしょうか。

英語学習における有用性もさることながら、スヌーピーの放つ言葉や登場人物たちの温かさなど、作品としても名作であることがおわかりいただけたかと思います。

ぜひ、一度作品に触れてみていただければと思います。もちろん、英語学習法の1つとしてご検討いただければ、これ以上なく幸いです。

BRIT編集部
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